触れてはいけないものに、触れてしまいました。
ガラスに映る空の青
彼女の瞳に溜まる涙を、拭うことすらできなかった。僕は、知ってはいけない秘密を知ってしまったのだ。
思えば、どこから狂っていたのだろう。誰しも、人に知られたくない秘密を抱えている。それがどんな形であれ、知られるということは望ましいことではない。だから隠すのだ、人は。
それが自分にとって醜いことであるのを自覚しているのだから。
僕はまず、それを見て――正直に言って、狂っている、と思った。彼女とは深い関係と言うわけでもなかった。それなのに、僕は知ってしまった。こんなこと、許されるわけが無い。
あのとき、僕の顔を見て、彼女はキッと目を吊り上げると、ただこう宣言した。
――あんた、あたしと付き合いなさい!
…はっきり言って、そのときの僕の表情はさぞかしぽかんとしていたのだろう。どこをどう捉えたらそういう結論に至るのか、僕にはさっぱり理解出来ないで居た。しかし、そう言い放った彼女の表情が、彼女の瞳が、意志の強さを表していて――その強い瞳に、不謹慎ながらも僕は一発で恋に落ちてしまったのだ。
〈第一番へ〉
***
はい。新作です。はっきり言ってあんまり細かいこと考えてません(こら
少年と少女の物語です。結構暗くするつもりなんですが…途中でギャグになるかもしれません。どっちに転んでも、温かく見守っていただければ幸いです。
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