2007/04/05 (Thu) ガラスに映る空の青 3

(創作シリーズ:BL。苦手な人・解んない人は見ないようにー。)


「しっかし…入れ替わっても違和感無く女として学校に通えるって、どうよ」
 この、ツラの可愛さもあるだろうが…。最初に断っておくけれど、カズイは男のくせに顔だけ見たらかなりの美少女だ。肩幅だって細い方だろうし、睫毛は長いし目は大きいし肌は白い。荒れてすら居ないそのきめ細かい肌は深窓の令嬢を思わせないことも無い。この中身を知らなければ、そう形容できないってことはないだろう。
 カズイはどこから取り出したのかロリポップを舐めながら、うるせぇよ、などと返した。
「零緒と俺は一卵性の双子。零緒のが妹だけど…ずっと一緒に居たし、お互いの真似して遊んでたこともよくあったしな。言ってみりゃ十八番ってヤツ?」
 遠くを見ながら、そんなことを言う。ふぅん、と頷いて見せた。
「でもそういうのって、…なんか、寂しくないか? 僕は双子じゃないからお前の気持ちなんてわかんないけどさ」
「…わかんないなら口出しすんな」
「協力するのはこっちだぞー?」
「…………。」
 ちょっとふざけてみたりもする。隣に座っているカズイの表情を盗み見てみると、ロリポップを咥えたまま思いっきり目を逸らして俯いていた。くるくると表情が変わる。解り易いヤツだ。
「…正体知られたからには協力してほしいと思ってる。悪いな」
 正体って…。発言がいちいち子供染みてて、何だかそれが微笑ましかった。それに、僕の答えはさっきも言ったはずだ。
 俯いたままのカズイの頭の手をやる。まさか、ついさっき初めて言葉を交わしたような相手と、ここまで打ち解けるとも思っていなかったけれど。
「わかってる。やるからには全力で協力してやるから」
 カズイは、こくりと頷いた。

 こうして、僕と『彼女』との一週間は始まったのだった。


〈第四番へ〉
 

***
………また…。
名前出さなくとも支障をきたさないのが、何かなぁ…。
えぇと、とりあえず、ようやく始まりました。始まるまでに結構かかったけども。
『僕』の口調が段々汚くなってきてます。たまに俺って打ちそうになります。危ない危ない。

ガラスに映る空の青 | trackback(0) | comment(0) |


<<バトン | TOP | ギリジン>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://fsash.blog91.fc2.com/tb.php/34-6f5e39df

| TOP |

プロフィール

志貴ヒイロ

Author:志貴ヒイロ

 
じゃんく
落書きしてます。

web拍手
お礼画面現在5種♪(2007/5/5更新*BL注意)

ブログ検索にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
ブログランキング参加中。こちらもついでにクリックしていただけると喜びます♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ