(創作シリーズ:BL。苦手な人・解んない人は見ないようにー。)
「いっよぅ! 陸! 今日もご機嫌麗しゅう〜?? ………とと、何で高木さんと一緒? いつのまにそんな仲に! お母さんはお前をそんな子に育てた覚えはありませんよー! で、どこまでいった? どこまでいった? まさか俺に秘密にするなんてこたねーよなぁ三年来の親友!」
斉藤
「今日も朝から元気だなぁ…お前さぁ、疲れない?」
「疲れないっての! たったこのくらいの量を喋るだけで疲労するんなら世の中疲労困憊じゃねーかよ」
意味がわからない。どうでもいいけど教室の前の扉で引き止めるのはやめてもらえると嬉しい。気になって横を見やると、樹のマシンガントークにあてられたのか、横のカズイがかなり引いた顔で目の前にいるこの男を見ていた。気持ちはわかる。
「えぇっと、じゃぁ、浅見くん。またあとで」
「……うん」
いそいそとカズイが席に着く。声色を思いっきり変えられたので一瞬本当はレオの方なんじゃないかと思ったほどだ。
カズイが席に着いたのを確認すると、待ってましたとばかりに樹が身を乗り出してきた。鼻先に樹の顔がある。
「で、どーよそこんとこ。ついにチェリーボーイ卒業?」
樹はこの軽さと顔の良さで大変モテる。女の子には不自由していないようで、僕と知り合ってからも彼女が途切れたことは無かった。軟派な男なのだ。
「すぐそーいうコト言うのやめろ、はしたない。カ…高木さんにはちょっと理由があるんだよ。……その理由とやらを言いふらしたりしないなら、話しても良い」
樹は、気になりだしたら止まらないタチだ。適当にはぐらかしたりしてもしつこく訊いてくるに決まってる。三年一緒に居ればその辺はなんとなく掴めて来るものだ。だからこれは、先手。樹がこういうことを言いふらしたりするようなヤツではないとは知っている。いくら軽くても、沢山の女の子を泣かしていても、本当は悪いヤツではない。ただ、こう断っておけば変に茶化したりしないだろうという考えだ。
樹は、言い放った僕の顔をきょとんと見、そして席に着いて涼やかな顔をして窓の外を眺めているカズイを見た。そしてその目はまた僕の顔を見て、ふっと笑った。
〈第六番へ〉
***
まだまだ長くなりそうですねー。そんでもってやっと主人公の名前が出てきました。浅見陸くんです。割と普通。
斉藤樹はなんかこう…全体的に軽い感じです。でも、真剣なときは真剣だし良い人なんですよ、きっと。樹を書いてると変な科白がばんばん浮かんできて面白いです。バカっぽいですけども頭はいい方なんですよ。運動神経は平均より少し上くらい。陸は頭は平均ですが運動神経はズバぬけてます。
ガラスに映る空の青 | trackback(0) | comment(0) |
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